建築物の立地や仕様内容によって省エネルギー効果は異なりますが、東京都内の事務所ビル(1,568m2、鋼板屋根、コンクリート外壁)の屋根に高遮熱性塗料を塗装することによる省エネ効果に関しコンピューターシミュレーションを行いました。その結果、表1の通り、最上階の6月- 9月の4ヶ月の冷房負荷は、110,731Mcalから66,319Mcalへと、約40%低減できることができました。

  6月 7月 8月 9月 合計
高遮熱性塗料 6,783 19,187 23,815 13,534 66,319
一般塗料 14,878 34,049 41,129 20,675 110,731
表1 冷房負荷の削減 (単位 1,000kcal)



(前提条件)

屋根: 鉄板 厚さ0.6mm
外壁: コンクリー 厚さ 300mm
床 : コンクリート厚さ200mm
窓 : 普通ガラス 厚さ3mm


(計算条件)
1.冷房負荷計算における対象地域は東京
2.空調運転時間帯は8時から18時
3.部屋使用時間帯は9時から18時
4.部屋使用人数は50人
5.換気量は737m3/時間(換気回数0.1回/時間)
6.空調設定温度26℃、湿度55%RH
7.使用計算プログラムはHASP/ACLD/8501
8.屋根からの進入熱をすべて熱負荷として計算
図2 前提条件



削減した冷房負荷44,412,000kcalを冷房に要する電気量に換算すると、約19,700Kwhとなり、この電力量を原油換算にすると、52.2KLの原油削減となります。






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