「断熱性能」とは、大別して下記の4要素の複合から成り立っています。

1. 熱伝導   2. 長波放射   3. 日射反射  4. 対流熱伝達

一般的には、1番目の熱伝導率が低くてある程度厚みのある素材を所謂「断熱材」と称して、建物の屋根・外壁などに使用します。グラスウール、ポリスチレンフォームやポリウレタンフォームなどがその代表的な素材です。ところが、塗料の膜厚は1mm内外ですので、いくら熱伝導率が低くとも、厚さが少ないため、断熱効果はあまり期待できません。 どんな条件下でも、1mm以下の塗膜が10cm以上の断熱材と同様の断熱性能を持つ「断熱塗料」と言っている商品があるようですが、物理学的にそんなことはあり得ません。御注意下さい。
2番目の長波放射率は、屋根材などの固体と空気との間で行われる熱伝達のしやすさを示す値です。ミラクールの長波放射率は非常に高く、熱くなった屋根材から大気中に熱をたくさん放散しますので、屋根材の温度が下がり、室内への進入熱を少なくします。 一般的に金属の長波放射率は低いので、金属表面にミラクールを塗装した場合には、特に効果があります。
3番目の日射反射率がミラクールの遮熱性に一番関係しています。一般的な鋼製折板屋根の表面温度は夏期では60℃〜80℃程度になります。一方ミラクールは、熱の元となる太陽光線を大幅に反射しますので、屋根表面温度は40℃程度(白色の場合)と一般塗料に比べて非常に低くなります。従って、室内への進入熱が大幅に少なくなるのです。 しかも、白色以外にも淡彩色から濃彩色まで様々な希望色に対応可能であり、我社だけの特許技術によって、濃彩色に調色しても日射反射率を高くして、屋根面温度の上昇を最低限に抑えます。 尚、4番目の対流熱伝達は、風速によって決まる係数です。
簡単な熱負荷計算では、上記1の熱伝導率しか勘案しないため、屋根材の表面温度については全く考慮に入れていないようです。しかし、実際は日射反射率の違いが熱負荷に大きな影響を及ぼすのです。ミラクールはこの日射反射率の高さ利用した塗料ですので、特に断熱材の施されていない屋根に塗れば大幅な省エネ効果や作業性の向上に寄与します。
弊社では、上記の理由によってミラクールを断熱塗料とは呼ばずに、遮熱塗料と名付けています。これは、熱伝導率の低さを利用する所謂断熱材と混同しないための配慮なのです。








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